NO16
h18.03.30
経済界でよく使われる言葉に大事なものは「人・物・金・情報」そしてこれをいかに効率的に集め、動かし、生かし、使うかに掛かっていると・・・。この四つの資源の中でこれまた厄介なのが「情報」で、数字で割り切れない所が難しい。この情報に企業も国家も収集や精査分析に、生産開発並みの資源を投入している。アメリカのペンタゴンなどはその最たるものといえる。
この春気漂う青空に今も膨大な情報が流れ飛びかい、情報によってはインターネット操作で一刻の内に情報が入り、又相手と交信できるという便利な時代にある。が、その情報の出てくる相手なり内容が誠なものであれば問題は無いが、特に情報を流す相手、受け取る相手、その内容の信憑性等にどんな考えで処すれば良いかこれが大問題なのである。
日本ではこの点で社会通念のようなものが出来上がっていない。外国に商社マンとして出向いた人々が勉強させられるのは先ずこの考え方、対処の仕方である。外国、特に先進一等国のアメリカでは「情報」については先ず情報を受け取った側がこれを信用するか信用しないかは当人側に責任があるとの社会通念が出来ている。従ってその情報がガセネタであれ信用した者が責任で、その情報を流した者には責任を問われない。それだけに情報の裏付けを取る為の情報管理、分析には多大の人・物・金を使う。新聞記事においても国政・外交面には必ずReliable source(確かな筋)とか、アンリライアブル・ソースという文字を入れ情報の正確、信憑性を示すための度合を書くぐらい情報に気をつけている。
日本ではこの情報の取り扱う甘さから政界はとんだ事件に連日揺れ動いたが、これも日本の情報を取り扱う上での社会通念なりが出来ていなかったための甘さが、政界・マスコミを含めて露呈した感じである。
暖かい春の陽射しと爽やかな風にふかれながら、揺れる菜の花に蝶々が飛び移るのをみていると、いやいやまぎらわしい雑念もエイプリールフールで消せて来た。
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