NO.14
06.01.01
正月、穏やかな陽が庭に射す朝を迎えると、記録的寒波に見舞われた師走の通勤時の渋滞もすっかり忘れてしまう。無事に新年を迎えた喜びと感謝で新年を祝う気持ちになる。御屠蘇、お雑煮を頂いて友人、知人からの年賀状に夫々、思い出が浮かびなつかしい・・・。
ちょうど通勤の話がでて、知らぬ土地にいぶかる自分に釣りの先輩から、「新潟はすばらしい釣り場が多く、仕事に合間には釣りでも行って息抜きをされては、とても良い所だよ」と、また「新潟には珍しく八ツ目鰻までとれる所よ」とくすぐられて、少々安心と釣り心を動かされたことが思い浮かぶ。名古屋で知り合った釣り先輩とは誘いを受けては名古屋港でハゼ(名古屋では正月料理のダシの味だしに使われる。)釣りに同行したものである。先輩の常々の言葉は「釣りは一番経済的に遊べるレジャー」だった。
人はよく釣りをしている時は仕事の事、煩わしい事、心配事など、頭の痛い諸事万端スッポリ忘れる。心の洗濯になると言うが、確かに釣りは糸を垂れている時は「静のスポーツ」心をリフレッシュにするスポーツだと思う。 新潟の堤防釣りは有名である。新潟日報では月間に釣り情報を載せている。タコ、カレイ、アイナメ、イワシ、アジ、キス、コチ、サヨリ、カワハギ、ハゼ、シマダイ、クロダイ、イナダと季節によって魚が変わる。その魚に合わせて、釣りの仕掛けやエサも変えて狙うのが釣り人の楽しみの一つである。新春の寒波の中で糸を垂れる人がいる。タコ釣りの人である。面白い仕掛けをしていてゆっくりと堤防脇を歩き回っている。正月元旦からでも完全防具で厳寒の風を受けて根気の釣りをされている姿を見ると、もう釣り趣味を通り越して頭が下がる。小生には足元にも寄れないがそれなりに冬の釣りを楽しんで来た。
1月から2月の暖かそうな日には雪のわだちに注意しながら、東港へ車を走らせ、テトラでの穴釣りや堤防の落とし込みで、尺もののアイナメを釣った事も何回かある。春も3月以降は月を追うごとに、狙う魚の種類も、釣り人達も多くなってくる。新聞情報では「東港でアイナメ40cmを・・・」「西・東港はサヨリの群れ・・・」等載ると心がワクワクして来るが、ここ数年は色々と家の事情もあり釣りには足が向けられなかったが、今年は是非のんびり太公望になってグーグー、グーと竿がたわむ程の魚を釣り上げる、釣りの最大の醍醐味を楽しめたら・・・と初夢でも見ないかと願っている。
「めでたいと夢鯛からも年賀状」
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