吉徳農機 NO13

05.09.28

畦道散歩/吉徳農機 早いもので、昨年の新潟中越地震もこの10月で1周年となる。時の流れは早い。仕事に追われているとなお更である。台風通過中の早朝、台風と反対方向への会社の慰安旅行。従業員一行25名。お伊勢さん参りをして、渥見観潮、木曽路超えとバスは巡り、一途長野から北陸自動車道をひた走る。10月下旬ともなると秋の日暮れは早い。柏崎あたりではもう夜のとばりがバスを包み込む。バス車内は旅の思い出を胸に、又旅の疲れに深い眠りが漂う。薄暗い車内灯が人々の眠けを誘っている風であった。突然誰かが外は真っ暗だよ、停電かも!!の声に何かあったかな?外を見ても真っ暗。しばらくしてバスがゆれている、地震だ!の声で白河夜船から引き戻された車内は騒然となる。高速道の外灯も消えて運転者はバスの前照灯の明かりをたよりにスピードをおとして走ったから2度目の地震の揺れがわかったのだ。今回のバス旅行は長距離なので交代運転手が同乗し運転手が2名であったこと、又その運転手の1人がさきの阪神淡路地震時に神戸の高速道路を走った経験者であったことが後から来るバスの危機を救ってくれた。亀裂した道路に直角にバスを動かしてソロリソロリと溝を渡れたときは車内は拍手が起こり、安堵の声が口々から出た。・・が今度は走る車の前方に30cm程、道路が盛り上がり、それが数10mごとに連続している。バスはノロノロゴットン、ノロノロゴットンと繰り返しながらいくつもの道路の凹凸を乗り越えたが、ふとライトに照らされた路背脇に止まっている乗用車の列に気付く。しかも車から降りてしきりにタイヤを見ている人の姿に、アーアー!あの凹凸道路に勢ようドンドンと当たって車の衝撃かホイールが痛んだかと心配されているんだわ、等など、車内では外での異常さが深刻だと解り始め、家族に電話する人も含め騒擾状態。高速道路上はいつまでも停電中。難関を通り越したとはいえ、やはり事態の恐ろしさが気になり、高速を下りた方が無難と漸く近くなった西山インターに、ところがここが車の列、しかも動かず、停電で料金所は精算できず、ETCも不通。いつまで待っても出られない。車内はイラ立ち始め不安が先立つ。そんな時に一人の運転手が反対車線からドンドン来る車を見て、「反対方向から来る車の速さから新潟方面は道路が異常ないと思えるのでこのまま高速を走り続けよう」と待ち車線から離れたのが正解となり、やがて北陸自動車道に関越自動車道が交わる長岡を経過すると高速道上にも電気がついていて「高速道より下りよ」の標識が随所に見られるようになり、三条ICで高速を下りた。予定時刻より30分程の遅れで無事旅行日程を終えた。行きは台風の中を出発し、帰途は一生に一度あろうかの高速道上での地震を経験し、忘れ得ぬ思い出の一ページを胸に刻んだ旅行となった。終わってから気付くのが人間の浅ましさだが、今回のお伊勢様参りで厄除けを願ったのが正にその通りの旅行となり、お伊勢様の御神力を見せて頂き頭の下がる出来事であった。
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